今、徐々に会員登録者数が増え人気となってきている「ポケットマルシェ」はご存知ですか?
ポケットマルシェは食材を生産者から直接購入することができる食材の通販サイトです。※ポケットマルシェを略して「ポケマル」とも呼ばれています。
生産者が自分で出品を行っているため、収穫してすぐの新鮮な野菜や果物はもちろん、海産物まで購入することができると人気が高まっています。
さらに、傷がついてしまった野菜や実の大きさが不揃いの野菜など訳あってお買い得な食材も購入できるため主婦はもちろん、生産方法などにこだわって作られた食材を購入したい人からも人気のあるサービスです。
紹介内容
ポケットマルシェの特徴
ポケットマルシェは食材の生産者と私たち個人消費者を繋ぐマッチングサイトです。
他で例えると、 メルカリやジモティの食材専門バージョンと考えるとイメージがつきやすいと思います。
食材の生産者と直接やりとりが可能なので購入前に疑問に思ったことを直接聞くことができたり、実際に購入した人の口コミなども見れるので評判が良い食材も探しやすい作りになっています。
野菜はもちろん、お肉・果物・海産物などを生産者から直接購入することができるので産地直送で鮮度の高い食材が届くのもポケットマルシェが人気となった特徴のひとつです。
ポケットマルシェの
メリット・デメリット
実際に利用することで見えてきたポケットマルシェのメリット・デメリットをご紹介します。
ここでいうメリット・デメリットは私が色々な食材宅配サービスを利用してきた経験から他のサービスと比べた場合のメリット・デメリットをご紹介しております。
メリット
- 食材の鮮度が高く美味しい
ポケットマルシェは生産者さんが直接販売、直接発送してくれるのでまさに産地直送、そしてほとんどの生産者さんが収穫したての新鮮なものを送ってくださるので食材の鮮度が高く美味しい食材を購入することができます。 - 生産者の顔が見えて安心
ポケットマルシェは生産者さんが顔出ししていることが多く、どのようなこだわりを持って生産しているのかも紹介していることが多いので食材だけでなく作った人の気持ちや作り方まで知ることができます。
また、購入前に生産者に質問したり食べた後感想を送ることができ、それに対して生産者から直接返信が帰ってくるので - 自分以外にも送ることができる
購入した食材は自分以外の第三者に送ることもできます。
例えば買い物に行くのが大変になってきたご両親の自宅に届くように設定したり一人暮らしの大学生の子供に届くようにもできるのでその点はとても便利かなと思います。
デメリット
- WEBサイトの表示速度が少し遅い
今回私はWEBサイトから注文を行いましたがページ移動するときのサイト表示速度が遅く少しもどかしさを感じました。
ポケットマルシェはアプリもあるので継続して使う場合にはアプリをインストールして使った方が快適に利用できます。 - 複数まとめて注文できない
例えば生産者Aさんと生産者Bさんが販売している食材を同時に購入することができないので別々で購入する必要があります。
クレジットカード情報を登録しておけば無駄な入力を省くことができ「購入する」ボタンを押せば簡単に購入できますが、可能であれば欲しいものをまとめて購入することができた方が便利かなと思いました。 - 商品・送料が高い
食材へのこだわりが多い分、一般的なスーパーで購入するよりも割高感は否めません。
また、送料が高いので総合的なコスパで見ると少し割高かなと感じました。
食材の鮮度が高く、訳あってお買い得な食材もあるのでコスパ良く購入したい人はお買い得品を購入する活用方法がおすすめです。
ポケットマルシェの口コミ体験談
人気サービスはまず使ってみるのが鉄則!実際にポケットマルシェに会員登録をして食材を注文してみました。
今回は初めてサービスを利用するので一般的によく購入されるであろう食材の「農の学校の野菜セット」と「有竹養豚の美白豚(豚肉)」を注文しました。
農の学校の野菜セット
農(みのり)の学校は全国初の「公設民営」の有機農業を学ぶ農業学校とのことで、受講者が有機農業を学ぶ過程で生産した野菜を購入することができます。
ポケットマルシェでは様々な農家さんから野菜を購入できますが、私は農業を学びながら一生懸命生産しているであろう「農(みのり)の学校」を応援したいと思いここの野菜セットを注文することにしました。
どんな人が販売しているか知ることができるのもポケットマルシェの特徴ですし、野菜を購入しながら応援できると思うと購入する側も少し嬉しい気持ちになります。
段ボールの中はこのような感じで野菜が丁寧に詰め込まれています。
JAS認定された有機野菜が9品入って価格は2,678円(税込)でした。
私が普段購入している有機野菜よりも正直なところ少し高いかなとは感じました。
ただ一つ一つの野菜が大きくボリュームがあったのでそこまで割高感は感じることはありません。
実際にそれぞれの野菜を手に取ってみたのでひとつずつ簡単に紹介していきます。
なす
なすはとにかく大きく肉厚なものが2本入っていました。
とても新鮮で表面に張りがあり身もキュッとしまっていてとても美味しそうです。
きゅうり
きゅうりはこのサイズのものが3本入っていました。
新鮮の証のきゅうりのトゲもついており、こちらも水々しく鮮度の高いものでした。
玉ねぎ
玉ねぎは新玉ねぎではありませんでしたがこちらも有機野菜のわりに傷がなくとても綺麗で美味しそうな玉ねぎです。
トマト
ちょっと変わった細長いミニトマト。
ミニトマトよりもひとまわり大きいサイズで皮もしっかりしているのでサラダにも煮込みなどにも使えそうです。
いんげん
採りたてでしなびれていない「いんげん」も入っていました。
サイズが大きく太さもあるので育ちすぎかな?とも思いましたが肉厚でとても美味しそうです。
とうもろこし
粒のひとつひとつが大きくぎっしりと実が詰まっていいて有機野菜とは思えないほどです。
虫食いなどもなくとても新鮮でほんのり甘い香りがしました。
にんにく
ニンニクも大ぶりのものが2つ入っていました。
小松菜
小松菜は有機野菜という感じがしっかり出ている虫食い小松菜でした。
他の食材宅配で購入する有機野菜には虫がついていることがありましたが、ポケットマルシェで購入した農の学校の野菜には虫がついていなかったので、おそらく丁寧に虫がついていないか確認しているんだなと感じました。
こんな感じでたくさん虫食いがあります。
虫食いの見た目が苦手な方にはおすすめできませんが、基本的に有機野菜に虫食いはつきものなので有機野菜を食べたいのであれば虫食いは我慢する必要があります。
空芯菜
これは空芯菜という野菜だそうで、私は初めてお目にかかりました。
最初なんという野菜か分からずネットで調べたところ炒めものにするととても美味しいとの情報を見かけたので豚肉と炒めて食べてみました。(食べた感想は後ほど紹介します)
有竹養豚の美白豚(豚肉)
有竹養豚は三重県四日市市にある養豚場で、美味しい豚肉を生産するために 飼料、水にこだわりを持っている養豚場です。
養豚を始めたのは約50年前という歴史ある養豚場で通常6ヶ月ほどで出荷するところ7~8ヶ月と長くゆっくりと飼育しする方法で生産しているそうです。
私は豚肉がとても好きで普段から色々な豚肉を食べ比べしているので注文前からワクワクしながら購入しました。
価格は1,500円(税込)で豚バラが2パック(322g)、肩ロースが(132g)の合計454gです。
若干割高な感じはしますが、真空パックで冷凍なので賞味期限は2ヶ月~3ヶ月は持ちますし、これくらいの価格でとても美味しいのであれば許容範囲内かなという価格帯ですね。
また、無駄にゴミになり冷蔵庫でかさばる発泡スチロールのトレーを使用しておらず、真空パックになって届くのでとても扱いやすく助かります。
ポケットマルシェの食材で
料理を作って食べてみた感想
有竹養豚の豚肉を使った生姜焼き
豚肉の定番といったら私の中では生姜焼きなので、有竹養豚の肩ロースを使って生姜焼きを作ってみました。
味付けは薄くして豚肉本来の旨味を味わえようにした結果、豚肉の良質な脂がとても美味しく、さらにほんのりした甘味があり豚肉の臭みが少なくとても美味しかったです。
肩ロースなので歯応えもあり確実にリピートしたいと思える美味しさでした。
農の野菜のなすと
有竹養豚の豚バラを使った味噌炒め
農の学校のなすと有竹養豚の豚バラを使って味噌炒めを作りました。
素材の味を生かすためこちらも味噌は少なめで入れました。
豚バラの脂がとても多く、なすや玉ねぎ、ピーマンと絡み合って旨みが倍増。
豚バラはすっきりとした旨みのある脂が多く厚みもあるのでご飯をどんどん食べたくなります。
なすもとっても肉厚で食べ応えがあり、なす独特の良い香りがしてとても美味しかったです。
農の学校の空芯菜とにんにくの炒めもの
初めて食べる空芯菜はにんにくと豚肉と炒めものにして食べてみました。
鷹の爪も入れて少しピリ辛風にしましたがとっても美味しくてびっくり。
空芯菜という野菜の存在を初めて知った上に、初めて食べましたが苦味やえぐみなどの癖がなく、炒めても食感がシャキシャキしているのでとっても美味しいです。
こんな感じで茎部分が空洞になっているので味がしっかり絡みます。
農の学校から届いたニンニクも刻んで入れましたが、にんにくも香がよくとても食欲をそそる一品となりました。
農の学校の茹でとうもろこし
農の学校のとうもろこしはとっても甘く、とうもろこしの味がしっかり濃くて美味しかったです。
たまにスーパーでとうもろこしを購入すると味が薄いものがあるのですが、農の学校のとうもろこしはとにかく味がこくてどんどん食べたくなります。
実の粒がひとつひとつしっかりしているので食べ応えもあり、今年食べたとうもろこしの中で間違いなく一番美味しかったです。
農の学校の野菜を使った味噌汁
あの虫食いが多かった小松菜で作ったお味噌汁です。
これも安定して美味しい。
農の学校 きゅうりの浅漬け&
いんげんのツナマヨ和え
きゅうりは新鮮だったので浅漬けにしてもとても食感がよく、美味しくいただくことができました。
サラダでも食べましたがきゅうりの味が濃くサラダで食べても美味しいです。
いんげんも茹でてもしなしなになることなく、皮の厚みがあるので食べ応えがありとても美味しかったです。
ポケットマルシェの評判と口コミを調査
生産者と繋がれるのが嬉しい
野菜宅配は複数サービス利用してきましたが、ポケマルは生産者との距離が近くて質問などもできるので安心できると思いました。
あとはただ野菜や食材を買うのではなくポケマルから食材を買うと顔の見える生産者を直接応援することができるのでそれもリピート活用している理由です。
ニックネーム
性別年齢味・鮮度今後
評価
タイトル
内容
写真投稿
ポケットマルシェQ&A
手数料や送料はかかるの?
手数料や入会金などはありませんが、送料はかかります。
基本的に購入する際に送料が表示されるので自分で調べる必要はありませんが、事前に送料が知りたい方は下記ページにて送料をご覧ください。
→ポケットマルシェの送料一覧表
食材の安全性は?
一定の安全性は確保されているので安心です。
趣味や家庭菜園で野菜を作っている人は販売することができず、事業として行っている人で自分で栽培した生産物のみを販売可能というルールが設けられています。魚介類についても販売者本人が獲ったり釣ったりしたもののみ販売可能となっています。
また、販売登録する際に審査書類の提出もあり事業としての販売実績や営業実績の提出が求められるため事業としてしっかり行なっている人のみ販売許可を与える方針になっています。
ただ、「オイシックス」のように放射性物質や農薬残留量などを厳しくチェックしているわけではないので、完璧を求めるのであれば「オイシックス」を検討した方が良いと思います。
キャンセルする場合は?
購入後のキャンセルはできません
支払い方法は?クレジット振り込み?
基本的にクレジットカードとなります。
単品購入の場合
- クレジットカード
- Apple Pay
予約・定期購入の場合
- クレジットカード
使えるクレジットカード一覧
- VISA
- MasterCard
- JCB
- American Express(AMEX)
- Diners Club(ダイナース)
銀行振込・着払い・代金引き換えは利用不可です。
ポケットマルシェと食べチョクの違いを比較
ポケットマルシェとよく比較されるのが食べチョクですが、正直なところほとんど違いはありません。
どちらのサービスも生産者が自分で出品を行なっており、生産者から直接購入できる仕組みになっている点も同じでどちらのサービスも鮮度の良い食材が届くという点も同じです。
販売している商品もそこまで大きく変わりなく、ポケットマルシェと食べチョク両方で販売している生産者さんが多いので、両方のサイトを覗いてみて使いやすい方で購入することをおすすめします。
まとめ|ポケットマルシェがおすすめな人
- 生産者から直接購入したい人
- 生産者とコミュニケーションを取りたい人
- 鮮度の高い食材が欲しい人
- 普段食べない珍しい食材が欲しい人
- 訳あり品をお得に購入したい人
- 特定の産地から購入したい人